残業少なめの保育士求人
残業少なめという求人は人気があります。保育士の仕事と残業は切っても切れないもので、残業が負担になって辞めていく人も多い職種です。
厚生労働省が発表している調査結果によると、保育士の残業時間は1ヶ月で4時間と一般企業に比べても少ない数値になっています。この数値だけを見ると保育士は定時で帰れる仕事なのかと思ってしまいそうですが、この数値はあくまでも「残業代が発生した残業時間」であってサービス残業は含まれていません。
持ち帰り残業やお迎え待ちが多い
保育士のサービス残業について政府も懸念していますが、現実はまだまだサービス残業をせざるを得ない保育園も多いのです。例えば制作物がある時は、保育をしながらハサミやカッターを使うことはできませんので、シフト勤務が終わった後、自宅に持ち帰って制作をしなければいけないこともしばしばあります。
また、保護者が予定通りに迎えに来ないこともあるので、勤務時間を過ぎても保育園に残っていなければいけないこともよくあります。発表会や運動会などの休日の行事については、別途手当が支給される保育園が多いようですが、日ごろの残業については多くなっているという現状があります。
「残業少なめ」に関してはしっかり確認すること
残業少なめという求人を出している保育園は、このようなサービス残業を減らす工夫をしている保育園です。保育士を十分な数確保できていれば、一人あたりの残業は減ります。
ただ、人材が不足している保育園かどうかは、入職する前にきちんと確認することが大切です。常に求人を出している保育園というのは慢性的に人が足りていない状況である可能性が高く、残業も自然に増えていくことが予想されます。
また、残業少なめというのがどの程度「少なめ」なのかは面接の時にきちんと確認しておきましょう。長く働き続けるためにも大切なことですから、はっきりと聞いて大丈夫です。ちなみに残業少なめは「残業無し」という意味ではありませんので注意しましょう。
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