保育士派遣が気になる方へ!派遣登録の流れと必要な持ち物まとめ
保育士派遣という働き方に興味はあるけれど、派遣会社を利用した経験がない人にとっては「どうやって仕事先を決めるの?」「登録って何をするの?」「テストとかってある?」などなど、疑問がたくさんありますよね。
今回は、派遣登録の流れを順を追って細かくご説明し、スムーズに保育士派遣として働くためのポイントをご紹介します。あわせて、派遣登録に必要な物もリストアップしましたので、転職を考えている方は要チェックです。
記事の目次
保育士の派遣登録から勤務開始までの流れ
まずは「派遣登録~勤務開始」までの一般的な流れを見ていきましょう。この流れはどこの派遣会社でもほとんど変わらないため、これから保育士派遣に登録を検討している方は、一度目を通しておくと参考になるはずです。
1.サイトから登録申し込み
自分がどの派遣会社に登録すべきなのかは、会社の求人サイトを確認することである程度絞ることができるはずです。
お仕事紹介エリア、勤務日数や時間、施設形態、時給など、自分の希望条件をベースに登録する派遣会社を選んでいきましょう。
保育士派遣会社を口コミ評判でランキング比較!今年のおすすめは?
登録する派遣会社が決まれば、サイト内の入力フォームに必要事項を記入して、「登録申し込み」や「無料相談する」といったボタンをクリックするだけでOK。
すると、数日後もしくは当日中にメールまたは電話で担当者から折り返しの連絡がありますので、本人確認と簡単な希望条件を伝えましょう。
2.来社日程の調整
サイトからの登録した段階では、まだ派遣登録は完了されていない状態。正社員やパートの求人紹介とは違って、派遣登録では必ず登録する派遣会社へ来社する必要があります。
来社すると、派遣の仕事を紹介するにあたって簡単な説明、必要書類の記入、希望条件の面談などが行われます。
仕事の休みや子供のお迎え時間など、都合の良い日時を第三候補ほど伝えられるように日程を調整しておきましょう。
3.派遣会社に来社・会社説明・面談(ヒアリング)
あらかじめ伝えていた日時に来社すると、いよいよ正式な派遣登録となります。
まずは、担当者から会社説明を兼ねた保育士派遣の仕組みを聞き、派遣社員はどのような流れで働くのかを理解します。
次に必要書類の記入です。会社が用意した書類にその場で記入する場合もあれば、来社に合わせて履歴書と職務経歴書を準備しなければいけない場合もあります。来社日時の調整時に確認しておくと良いでしょう。
そして最後は面談(ヒアリング)です。派遣先の職場の条件、時給はいくら以上を希望するのか、週何日、何時間働きたいのかなど、考えている希望条件を事細かく担当者に伝えましょう。
担当者は、その「希望条件」に添って最適な派遣求人を探してくれます。遠慮や妥協しては理想の職場で働くことから遠ざかってしまいますよ。
4.派遣求人が紹介される
希望条件がハッキリと決まっている方であれば、来社したその日のうちに派遣求人が紹介され、仕事が決まる場合もあります。
すぐにでも保育士派遣として働きたいのであれば、希望条件をしっかり伝えることで、数日以内に就職先を見つけることも可能ですよ。
また、来社当日に希望の派遣求人が見つからなかった場合でも、担当者とじっくり話し合ってみましょう。新しい求人が募集されてば「こちらの求人はどうですか?」と担当者が連絡してくれますよ。
5.人事担当と面接(顔合わせ)・職場見学
担当者から紹介された求人、またサイトから自分で見つけた求人で気に入ったお仕事があれば担当者に伝えましょう。すると、自分の代わりに担当者が企業の人事担当者にコンタクトを取ってくれ、面接(顔合わせ)と職場見学の日程を調整します。
正社員転職の面接は、企業の採用担当者と求職者の二者で行われますが、派遣転職では派遣会社の担当者も面接に加わり三者で行います。
ですので面接というよりも顔合わせといった目的で、和やかな雰囲気で行われます。もちろん、派遣会社の担当者がしっかりフォローしてくれますので、面倒な面接練習は必要ありません。とても心強いですよね。
また、希望すれば同時に職場見学を行うことも出来ますので、「ここで数ヶ月、社員の方々と上手くやっていけるか?」の判断に役立てましょう。
6.派遣契約・勤務開始
三者による面接(顔合わせ)が滞りなく進み、会社側と求職者の双方の合意が得られた場合は、派遣契約書にサインをして勤務開始となります。
勤務開始日程については派遣先の都合によりますが、だいたい面接日より1週間~2週間以内に初出勤となる場合がほとんどです。
派遣初日は簡単な研修と施設紹介が行われ、その後は社員さんに混じって保育業務を行うといった流れになります。
保育士派遣は職場でどんな扱いを受ける?気になる人間関係と社員の接し方について
7.派遣期間の終了間近に次の仕事の紹介がある
就業開始から数ヶ月が経ち、仕事にも慣れてきた頃。派遣期間の終了が近づくと、派遣会社の担当者から「今の職場で更新しますか?それとも、別の派遣求人で働きますか?」といった連絡があります。
今の職場でもうしばらく働いてみるのも良いですし、違う職場も経験してみるのも良いでしょう。給料、自由な時間、将来の夢など、自分の気持ちを最優先にして決めて下さい。
なお、別の職場へ移動する際の手続きは、すべて担当者が行ってくれます。面倒な退職届や保険手続きもありませんので、派遣スタッフは最後まで業務に集中しましょう。
保育士の派遣登録に必要な物
次に、派遣登録の事務手続きで必要になる持ち物をご紹介します。派遣会社によっては不要な物や追加で必要になる物をあると思いますので、詳細は来社の日程調整のタイミングに担当者に聞いてみると良いでしょう。
本人確認書類
本人確認書類とは「運転免許証」「パスポート」「健康保険証」「マイナンバーカード」といった本人と確認できる書類のことです。これがないと派遣登録自体が出来ませんので必ず用意しておきましょう。
筆記用具
よく、ボールペンやメモ帳といった筆記用具類を、一切持参せず登録会に来社される保育士さんを目にしますが、社会人として最低限の筆記用具はカバンの中に入れておきましょう。
派遣会社でも、ペンやメモ帳は用意していることでしょうが、必要な物を借りては登録前からマイナス印象。筆記用具くらいは自分で用意しましょう。
印鑑(シャチハタ以外)
派遣契約書ような重要書類への捺印ですが、シャチハタはダメとされています。実印でなくても構いませんので、印鑑はシャチハタ以外を用意しましょう。
資格証明書(保育士・幼稚園教諭)
無資格NGの派遣会社も数多くあります。保育士資格や幼稚園教諭といった就職活動に有利となる資格を持っている方は、必ず資格証明書を持参しましょう。
もし、資格証明書を紛失してしまった場合は急いで再発行手続きを。これがなければ保育士派遣としての仕事の幅が一気に狭まります。
履歴書・職務経歴書
来社に合わせて、履歴書と職務経歴書を持参するようにと担当者から言われる場合もあります。
しかし、不要と言われた場合でも、保育関連の仕事の職務経歴がある方は、分かりやすくまとめた職務経歴書のような物を担当者に手渡してもいいでしょう。
職務経歴書は簡単なメモ形式でも構いません。あなたの実績が担当者に伝わるように工夫してみて下さい。
給与振込先の銀行口座通帳
来社日に行われる派遣登録会では、給与振込先の銀行口座も尋ねられます。当日に、口座番号を聞かれて困らないためにも、通帳ごと持参しましょう。
なお、給料を手渡しや週払いしてくれる派遣会社もありますので、必要に応じて担当者に相談してみましょう。
とりあえず保育士派遣に登録してみる?
以上が、派遣登録の流れと必要な持ち物になります。一般的な保育士転職よりもシンプルで、何も難しいことはありません。
ただ、それでも保育士派遣として働くことに不安を感じる場合は、一度、会社説明と面談(ヒアリング)だけでも受けてみましょう。登録する雰囲気になるでしょうが、その日は登録せずに帰っても問題ありません。ゆっくり考えてください。
仮に、派遣登録しても担当者からの求人紹介を受けなければ何も起こりません。就業開始してから、給料や社会保険の手続きが行われますので、働かなければ登録していないも同然。
なかには、複数の保育士派遣会社に登録して、紹介される数々の求人から高時給のお仕事のみ受けている熟練者もおられます。
保育士派遣の仕組みを利用して、どのような働き方をするかは自分次第。都合の良いように仕事を選んでみましょう。
スポンサーリンク
こちらのページもおすすめ
-
保育士求人はこだわり条件で探そう!自分に合った仕事が見つかるおすすめの方法!
都心部を中心とした待機児童問題によって、最近では保育士の数が足りておらず、保育士の求人数は増加傾向にあります。その一方で、過酷な労働環境に対する給与の低さといった理由で保育士の…
-
みんなの退職理由は?保育士が仕事を辞めたくなる瞬間トップ10
憧れていた保育士の仕事。可愛い子供たちに囲まれて、一緒に歌ったり遊んだり、自分が「先生」と呼ばれる日が来ると思うと期待に胸が膨らみますよね。そんな夢にまで見た憧れの職業のはずが…
-
保育士が紹介予定派遣として働くメリットとデメリットとは?登録型派遣との比較まとめ
保育士派遣には一般的な登録型派遣の他に、紹介予定派遣と呼ばれる雇用形態が存在します。同じ派遣でも、紹介予定派遣はちょっと特殊で、働き方・時給・契約期間に特徴があり、ちゃんと理解…
-
潜在保育士の復帰・復職はパートや派遣求人がおすすめ!
潜在保育士とは、資格は持っているけれど保育士として働いていない人のことで、その多くは結婚や出産で職場を離れた主婦の方が大半です。育児が落ち着いて仕事復帰を考えても、保育士の仕事…
-
保育士に人気が高い就職先ランキング!転職は失敗しない求人を選ぼう!
保育士として就職・転職を考えた場合、給料や雇用形態だけでなく、福利厚生や働きやすさなど、様々な条件を確認しながら求人を探す必要があります。 しかし、いざ情報収集を始める段階にな…