ビネー式知能検査
ビネー(Alfred Binet)は知能検査の創案者であり、児童心理・教育心理の研究に貢献した、フランスの心理学者です。ビネーは知能を「外界を全体として再構成するための認識能力」とし、知能を客観的に測定するための「ビネー式知能検査」を考案しました。ビネー式知能検査では、精神発達の早さには個人差があると考え、あらかじめ特定年齢の子どもの50〜75%が正答できるテスト項目を作っておき、それに回答できれば、その発達水準に到達していると評定しました。また、ビネー式知能検査は認識能力や全体能力を測定するための総括的検査と呼ばれ、精神遅滞の程度を測定でき、ある程度重度の対象者にも適用することができます。
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