一次的ことば
一次的ことばとは、親しい人との対面的なコミュニケーション場面で展開するものをさします。目の前にある具体的な事物や、相手の表情、身振りといった手がかりを頼りにした言語活動のことで、その場にあることを対象とした「今」の会話です。岡本夏木の著書「ことばと発達」の中で定義されています。言葉の定義は直情的で、辞書的ではない、一次的ことば期を経て、学校教育では二次的ことば期にあたるものを高めていきます。二次的ことばは「今」の会話でなくてよく、言葉の定義は辞書的で厳密になります。二次的ことばを使いこなすことで学力は上がり、評価されますが、一次的ことばを使いこなせていないと、顔と顔を合わせて会話を楽しむことが苦手ということになります。
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