エピソード記述
保育者がある場面や事例の中で、印象的であったり、記録に残すべきことを具体的に記録化した記述記録のことを「エピソード記述」といいます。2005年、鯨岡が提唱しました。従来、経過記録、授業記録といった記録の多くは、主観を入れることなく客観的に記録していくことが重要とされてきました。しかしその場合、子供の姿や保育者の思いを読み取ることはできず、ただ出来事が時系列になって記録されているだけのものとなっていました。近年ではただ記録を「書いただけ」で終わらせないよう、記録を用いたカンファレンスが行われています。エピソード記述により、保育者がある場面を振り返ることができ、記述以降の実践の場面において、以前の事例を応用できる有効な資料となります。
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