フローレンス・ホリス
フローレンス・ホリス(Florence Hollis)とは、アメリカの社会福祉研究者で、「状況の中の人」という視点のもとに、心理社会的アプローチを提唱しました。心理社会的アプローチでは援助関係の形成と、そのコミュニケーションが重視されています。ホリスは、ソーシャルワークが対象としている問題や課題は、個人の病理から発生しているだけではなく、環境からの圧力が作り出しているだけでもなく、両者の相互関係の結果なのだという見方を強調しました。診断主義の流れをくみ、伝統的な「医学モデル」から「生活モデル」への転換を図り、ケースワークの理論体系の発展に貢献しました。著書には「ケースワーク:心理社会療法」があります。
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