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ホスピタリズム

ホスピタリズムとは「施設症」「施設病」「施設症候群」とも呼ばれ、乳幼児期に何らかの事情によって長期に渡り、親から離され病院や施設などで暮らしたことにより生じる心身の障害のことです。具体的には、言語発達の遅れ、無関心、無感動、無表情、情緒不安定、依存症などがあげられます。母親など養育者に対する甘えや愛情の欲求を示す相手がおらず、愛情も独占することができないために、感情・情緒の表現を抑えるようになり、コミュニケーション能力の発達にも遅れを呈するようになります。このような子どもは、一見おとなしくて良い子であると思われることもあるため、注意が必要です。

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