カント
カント(イマヌエル・カント / Immanuel Kant)はドイツの哲学者で、「教育学講義」の冒頭において、「人間とは教育されなければならない唯一の被造物である」、「人間は教育によって初めて人間になることができる」と唱えています。教育には「消極的な教育」と「積極的な教育」があるとしました。人間が持つ能力を悪に使わないよう向かわせること、動物性を人間性に変えることで、悪い行いをさせないようにすることを「消極的な教育」としています。一方、「積極的な教育」とは、良い行いができるようにすること指しています。教育とはこの両方の教育が必要であり、それらが十分に与えられることで、人間は人間性を発現させることができ、自分で考え行動ができるのである、とカントは唱えました。
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