恩物
恩物とは、ドイツのフリードリヒ・フレーベル(Friedrich Wilhelm August Fröbel)が考案した教材のことです。フレーベルは教育の理想の根源を「生命の統一」であるとしました。そのため、幼少期に自由に遊ぶことを通して、人間の本質・事物の本質を体得することが大切であるとしました。ドイツ語で「Gabe」と呼ばれる恩物は、子ども自身が率先して活動できるようなデザインになっており、第1恩物から第20恩物まで20種類あります。日本では一般的に、第1恩物から第10恩物までを「恩物」、第11恩物から第20恩物までを「手技工作」と呼んでいます。フレーベルは球を「自然界における完全なる理想形」と考え、第1恩物は赤・青・黄・緑・橙・紫の6色の柔らかい鞠となっています。
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