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学童保育とは?仕事内容と保育士求人について

    

学童保育

学童保育とは、公的機関が設置した施設と民間事業者が設置した施設があり、「公設公営」「公設民営」「民設民営」の3つの運営形態に分類されます。最も多いのは、自治体が直接運営する公設公営の学童保育施設です。ですが、父母会や個人が設営・運営しているものから、異業種からの参入(塾・フィットネスクラブ・英会話教室等)など、最近では多種多様になっています。

学童保育は小学生向けの保育施設

公的に運営されている学童保育の利用する条件は、両親が働いている事と預ける子供が小学生である事となります。一方で、民間企業が運営する民設民営の学童保育では、小学生であれば誰でも利用可能といった条件が大半。

また、預かり時間は、平日は下校時刻から18時半まで。土日祝日は9時~17時までといった所が多くなっていますが、民設民営の学童保育では保護者の都合に合わせて柔軟に対応してくれる施設も存在します。

学童保育での子供たちは、学校の宿題をしたり、友達と遊んだりしながら親御さんが帰宅するまでの時間を過ごします。施設によっては、おやつや夕食の提供もありますし、夜間保育のように夜遅くまで預かってくれる所もあります。

小学6年生まで預かり可能に

2015年4月までは預かり対象児童を原則小学校3年生までと定められていましたが、現在は小学6年生までに条件が広がりました。また、学童保育施設の開設のための基準も明確になって「預かり定員は1クラス40人まで」「預かり日数は年間250日以上で平日3時間以上開室すること」など、ある程度の運営基準が統一されてました。条件が厳しくなった一方で、学童保育の安全性と信頼性も確かになると考えていいでしょう。

民設民営の学童保育はアフタースクール

学童保育は「公設公営」「公設民営」「民設民営」の3つの運営形態に分類されると冒頭でご紹介しましたが、その保育内容や方針は全く異なります。中でも、民設民営の運営形態で、民間企業が参入した学童保育は、習い事の要素がやや強い傾向にあります。

民設民営の学童保育は、一般的な学童保育のように自由に過ごす時間というより、決められた時間割(プログラム)に沿ってレッスンを受けるという形になります。その他にも、働く職員に求められる資格やスキルが専門的であったり、保護者が支払う月謝が高いなど、保育施設というよりアフタースクールのような位置づけとも言われています。

学童保育を勘違いした保護者によるクレーム

習い事要素が強い民間企業の学童保育を「学童保育の当たり前」だと思いこんでいる保護者も少なくありません。そういった保護者が、公設公営や公設民営の言わば一般的な学童保育に移ってきた際に「もっと勉強を教えて欲しい」「○○ちゃんとは仲が悪いから近づけないで」「夕食はしっかり食べさせて」といったクレームを申し出る事例もあります。

学童保育のメリット

小学生を持つ親でも安心して共働きができる

学童保育を利用する最大のメリットとしては、やはり共働きの親御さんがしっかり働けるという点でしょう。残業や出張などで家になかなか帰ることができない場合でも、信頼できる施設で大人が見守ってくれるという安心感は精神的な負担を軽くします。

子育ての疲れをリフレッシュ

「公設公営」「公設民営」の学童保育は決められた条件がありますが、「民設民営」の学童保育であれば共働きでなくとも子供を預けることは可能。ですので、専業主婦(専業主夫)の方が自分の時間を確保したいといった理由で利用するケースもあります。

何を目的として学童保育を利用するかは各家庭の考え方次第。小学生低学年はまだまだ手のかかる時期ですので、短い時間でも育児から解放されればリフレッシュできます。民設民営の学童保育は利用料が高めですが、子育てから解放されるわずかな時間には、それだけの価値があると言っていいでしょう。

子供のコミュニケーション能力が発達する

大抵の学童保育では、全ての学年の子供が同じ空間で、同じ時間を過ごします。そのため、学童保育に通う子供たちはコミュニケーション能力が発達するとも言われています。学校では他学年と接する機会はほとんどありませんが、こういった学童保育を通じて友達の幅が広がり、様々な刺激や経験を得られることもメリットです。

学童保育のデメリット

お金がかかる

学童保育のデメリットとしては、やはりお金がかかるということでしょう。生活のために共働きをしているのに、学童保育の利用料の支払いが負担になっているケースも稀にあります。特に、教育をメインに行う民営の学童保育の費用は高額ですので、収入と利用料のバランスを考えて学童保育を検討する事が重要になるでしょう。

子供の性格によってはストレスになることも

メリットにもデメリットにもなるのが学童保育で過ごす環境です。他学年と長い時間過ごす子供にとって、学童保育は色々と教えてもらえる環境ですが、逆にストレスがたまる環境でもあります。また他と比べてしまい「友達は家に帰ってるのにどうして私だけ学童に行かなきゃいけないの?」と泣いてしまう子供もいます。子供への過度なストレスにならないよう、大人によるフォローも必要になるでしょう。

学童保育での仕事内容

学童保育で働く場合、保育士ではなく指導員という肩書きにはなります。指導員の仕事内容としては、保育士や幼稚園の先生とそれほど変わりませんが、施設によって指導方針が異なるため、子供たちの過ごし方も職場によって様々。

自由に子供たちを遊ばせている施設もあれば、カリキュラムを組んで学習に取り組む施設もあります。したがって、指導員の仕事内容も多少は違ってきますが、そこに預けられている子供たちが安全に過ごせるように務める事は共通しています。

寄り添い見守ることが仕事

一般的な学童保育は「これをやりましょう」と決まったプログラムはありません。子供たちが自由に過ごす場所になるので、怪我をしないように、みんなと仲良く遊べるように見守ることが仕事になります。必要に応じて子供たちと一緒に遊んだり、勉強の手伝いや工作をしたりもします。学校の宿題で読書があればそれを聞いたりもします。

子供や保護者の相談相手

学童保育とは「第2の家」言われているほど、小学生の子供が放課後長い時間過ごす場所になり、両親に代わって子供の面倒を見る場所になります。また、保育園児よりも年齢が高くなるので、学童保育で働く指導員は精神的面での気遣いも必要になります。

指導員は、子供たち一人一人の家庭環境や、学校での学習状況なども把握しなければなりません。子供たちに悩みごとがあれば、親身になって話を聞き、心の支えになることも大切です。さらには、保護者が悩んでいれば保育のプロとして相談にのったりもします。

父母会への参加

学童保育の施設スタッフ以外にも、父母会など組織が存在する所もありますの。そういった場合は、事務局としての会費や資料作成、おやつ代の徴収、おやつの発注、消耗品の支払い、父母会行事への参加なども業務になっている職場もあります。

学童保育で働くには?

厚生労働省によると「学童保育の指導員として働くには児童の遊びを指導する者(任用資格)を持っている者が望ましい」という基準を設定しており、任用資格の具体的な資格ですが、例えば以下が該当します。

  • 保育士資格
  • 幼稚園教諭免許
  • 児童指導員任用資格
  • 児童厚生員
  • 社会福祉士資格
  • 放課後児童支援員
  • 小学校教諭免許
  • 中学校教諭免許
  • 高校教諭免許

ただし、養護教諭免許や特別支援学校教諭免許については「児童の遊びを指導する者(任用資格)」としては認められておらず、学童保育の指導員として働くことはできません。

資格以外にも保育経験が求められる

学童保育は、そもそも子供たちの生活や遊びを身近で見守り、支援していくことが主な仕事内容になります。そのため、保育経験や教育指導経験などがあると、採用選考で評価につながりやすいでしょう。

また、運用形態によっては障害のある子供の支援や、専門性の高い知識や技術が求められる学童保育も存在しますので、介護福祉士や精神保健福祉士などの資格が求められる事もあります。

パートなら無資格・未経験も可

上記で挙げた条件は正規雇用で働く場合であって、パートやアルバイトといった非正規雇用の場合は無資格・未経験でも採用されます。保育士求人サイトにも、無資格OKの学童保育求人は掲載されています。特に正社員にこだわりがないという方であれば、パートから始めてみるといいかもしれません。

また、民設民営の学童保育求人であれば、資格よりやる気のある方が好まれたりしますので、資格以上に自分の性格分析をしっかり行い強みをアピールできるようにしておくべきでしょう。

業務を幅広くこなす人材が求められる

女性が仕事で活躍する時代背景の半面、共働き家庭が増加して学童保育の需要も高まっており、学童待機児童の問題が顕著になってきています。そのため学童保育では、以前に比べ指導員の需要も増えており、それと同時に職員のスキルアップ、そして質の高い運営にシフトチェンジしている傾向にあります。ですので、学童保育の指導員には真摯に子供と向き合い、オールラウンドで面倒をみることができる人材が求められています。

募集要項の例

学童保育で働くからといって特別な面接や採用条件がある訳ではありません。どんな仕事でも共通することですが、自分の強み弱みを理解し、十分に企業研究をした上で、採用試験に臨む努力が必要になります。以下、学童保育指導員の募集要項の例になりますので参考にしてみて下さい。

雇用形態一般(パート)
事業所名特定非営利活動法人 ○○○の会
事業内容小学校の留守家庭児童の放課後の保育
職種学童保育指導員
応募条件18歳以上で心身ともに健康な人
※保育士資格・幼稚園教諭の保有者優遇
業務内容業務内容は留守家庭児童(小学生)の生活・余暇指導
お楽しみ会や誕生日会の準備・運営
児童ホーム施設の清掃など
給与時給900円以上
就業時間週3日~4日程度
14:00~18:00
福利厚生社会保険完備、退職金制度、マイカー通勤OK

指導員になるメリットとデメリット

指導員は基本的に非正規雇用(パート・アルバイト)として募集されていることが多いため、保育士や幼稚園教諭の資格を持っていても正社員として働くことは困難かもしれません。ですが、フルタイムを引退してパート感覚で働きたいといった主婦からは人気を集めている職業です。また、保育対象も小学生となりますので、保育園児に比べ指導がしやすいといったこともメリットの一つでしょう。

ただ、非正規雇用である以上、給料はそれほど高くないことがデメリット。無資格でも働けるといった点から平均でも月収10~15万円程度。この仕事で家計を支えるといった場合はどうしても厳しいでしょう。

しかしパートとしては学童保育の指導員は非常に魅力的な仕事です。保育士の資格や経験も有効活用できますので、転職を検討しているかたは指導員の求人も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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